地域の住民らでにぎわった徳島平成病院の交流祭=徳島市伊賀町3

 日本郵政が医療法人平成博愛会に売却した徳島逓信病院(徳島市伊賀町3)が1日、「徳島平成病院」として開院した。逓信病院の51病床を維持し、約70人の医師や職員の雇用を継続。内科、外科、整形外科、眼科、婦人科に、リハビリテーション科を加えた。

 平成博愛会によると、病院の購入額は約2億円。赤字経営からの脱却を目指し、5割を切っていた病床稼働率を引き上げる。人間ドックなど各種検診の受診者数を年間千人に倍増させる目標を掲げた。

 同会の武久洋三理事長は「徳島市旧市街地で入院できる病院が減る中、地元に密着して貢献したい。前より良くなった実感を利用者に提供する」と話した。

 2日は地域住民ら約400人が参加した「交流祭」が病院で催され、スタッフが健康相談に応じるなどした。逓信病院をよく利用していた小泉昭子さん(77)=徳島市西須賀町=は「なじみのある病院が残って良かった。患者目線の経営で利用者に安心を届けてほしい」と語った。