観光たけのこ園のオープンに向け、竹林を手入れする佐野本会長=阿南市新野町

 県内有数のタケノコの産地・阿南市新野町の女性農業者らが運営する農産物直売所「筍(たけのこ)の里はたえだ直売所」が8日、観光たけのこ園をオープンさせる。初年度は農家1戸の竹林を一般開放してタケノコを収穫してもらい、春の味覚をPRする。今後は協力農家を増やし、高齢化などに伴う放置竹林の拡大防止にもつなげる。

 たけのこ園は、直売所の佐野本トシ子会長(75)=同市新野町廿歩=所有の竹林約20アールを活用。5月6日までの毎週土曜計5日間を開園し、1日10人程度が収穫できる。収穫したタケノコは1本当たり750~800円で全て販売し、直売所の大釜でゆでて持ち帰ってもらうようにする。希望者は掘りたてを味わうこともできる。

 JAアグリあなんなどによると、阿南市内の生産者約400戸のうち、新野町では約150戸が出荷している。60~70代が大半を占め、担い手不足も深刻化。手入れされないまま放置されている竹林は年々拡大している。

 佐野本会長らは昨夏、直売所の会合で町の活性化策について話し合う中で、生産振興を図りながら新鮮なタケノコのおいしさをもっと知ってもらおうと収穫体験を始めることにした。
 市内で唯一の観光たけのこ園になる。佐野本会長は「新野のタケノコは身が締まって歯応えがいい。取れたての旬の味を満喫してほしい」と話している。

 開園時間は午前9時から午後1時(入園は同12時半)までで、前日までの予約制。中学生以上が400円、小学生は100円の入園料(ゆでる費用、保険料など含む)が必要。問い合わせは佐野本会長<電0884(36)3031>。