大勢の観客でにぎわった「小野さくら野舞台」の第10回定期公演=神山町神領

 神山町神領の小野天王神社にある「小野さくら野舞台」で9日、第10回定期公演が開かれた。過去最多の昨年と並ぶ約500人の観客が詰めかけ、人形浄瑠璃や襖からくり、和太鼓など多彩な演目を堪能した。

 地元の寄井座は、お家騒動のさなかで命を懸けて忠義を貫いた親子の悲しみを描く「伽羅(めいぼく)先代萩 政岡忠義の段」を熱演。三好市出身の人形使い・勘緑さん率いる木偶舎は、篠笛や和太鼓に合わせて、華麗な舞を見せた。

 最後を締めくくる襖(ふすま)からくりでは、同舞台保存会の会員10人が獅子や竜、城などが描かれた襖100枚を操り、30景を次々と披露した。さまざまな技を使って瞬時に場面が転換すると、歓声が上がった。

 保存会の小川一清会長は「多くの支援に支えられ、節目を迎えられた。この反響を弾みに15回、20回と続けていきたい」と話した。