コウノトリの雌と並んで元気な姿を見せる3羽のひな=9日午後0時50分、鳴門市大麻町

 鳴門市大麻町で生まれたコウノトリのひな3羽が、すくすくと成長している。9日正午ごろには巣の中で羽を広げたり、動き回ったりする姿が見られた。白い羽の先端は黒くなり、くちばしの色も薄い灰色に近づいている。

 ひな3羽は「3月21日までに誕生」と推定されており、生後約20日となった。兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)によると、人工的に育てられたひなの生後20日前後の体重は1・1~1・5キロで、野外での自然繁殖の個体はそれよりも大きいと予想されるという。

 観察していた男性は「アヒルくらいの大きさがあるのでは」と話していた。

 コウノトリのひなは生後40日くらいまで育てば、親鳥2羽が同時に巣を離れても、カラスなどの外敵から狙われにくくなる。

 営巣中のペアからは4羽のひなが誕生したが、うち1羽については3月30日に親鳥が「間引き行動」を取ったことが分かっている。