医療用ストッキングの商品パッケージに採用されたデザインと、考案した山本さん=四国大

 四国大生活科学部生活科学科デザインコースを今春卒業した山本真子さん(22)が考案したデザインが、医療用弾性ストッキングなどを製造販売する東光(徳島市)の商品パッケージに採用された。健康的で美しい女性の脚をイメージし、色彩や商品ロゴの配置にもこだわった構図が高い評価を受けた。

 商品は、慢性的な脚のむくみなどが原因となって起きる「下肢静脈瘤(りゅう)」の症状改善を図るストッキング。同社が2016年春、四国大に「学生の自由な発想で商品パッケージのデザインを考えてほしい」と依頼していた。

 デザインコースの学生5人が、同社の担当者から商品の用途を聞いたり工場で製作工程を見たりして、それぞれ数点のデザイン案を提出。その中から山本さんの作品が選ばれた。

 山本さんは「健康的で美しく」をテーマに、浜辺を走る女性の脚をイメージして描いた。背景に黄と青の2色を配してコントラストを出しながら、彩度は抑えて落ち着いた感じを演出。商品名のロゴをパッケージの中心に置き、文字に影を付けて立体的に見えるよう仕上げた。

 「脚が軽やかに弾んでいるようなデザインで、商品のコンセプトとぴったりだった」と同社の担当者。ストッキングは医療機関向けに販売しており、市販はされていない。

 山本さんは「早く治ってもらいたいとの願いを込めた。デザインを見て、ストッキングをはいてみたいと思ってもらえればうれしい」と話した。