阿波踊りの起源を題材にした創作人形浄瑠璃「蜂須賀公祭由来」を披露するあわ工芸座の座員ら=徳島城博物館

 徳島城博物館開館25周年記念行事「蜂須賀時代絵巻」が9日、徳島市の同館で開かれ、阿波踊りの起源を題材にした創作人形浄瑠璃「蜂須賀公祭由来(はちすかこうまつりゆらい)」の初上演などがあった。

 徳島藩祖・蜂須賀家政から徳島城の完成祝いに招かれた藍商人が、城外で奏でられるにぎやかな音に合わせて踊り始めたのが阿波踊りの起源-という筋立て。新演目を練習してきた「あわ工芸座」の座員が、作曲担当の鶴澤友輔さんの三味線に合わせて妙技を披露すると、観客約200人が身を乗り出して見入っていた。

 松島光作さん(32)=吉野川市鴨島町牛島、建設会社役員=は「踊りの起源も楽しそうな雰囲気もよく伝わり、なじみやすい」と話した。

 「徳島城時代行列」もあり、阿波踊りの名手・四宮生重郎(せいじゅうろう)さん(89)=徳島市南新町2=が同館に寄贈した甲冑(かっちゅう)などを身にまとった公募市民37人が参加。江戸時代の武士や町人に扮(ふん)し、徳島中央公園、徳島駅前など2キロを勇壮華麗に練り歩いた。