川を泳ぐニホンジカ=徳島市(エフエムびざん提供)

 徳島市中心部に13日朝、ニホンジカが出没し、県警が出動する騒ぎがあった。

 徳島東署などによると、13日午前7時10分ごろ、徳島県庁南側の県道を走る雌のニホンジカを通行人が目撃し、110番した。署員が周辺を探したものの見つからず、同8時20分には南昭和町5の山城橋北詰め付近から御座船川に飛び込んだと再び通報が入った。

 その後、泳いでいるシカが確認され、署員がロープを投げ入れるなどして救助を試みたが難航。近隣住民が船を出して引き上げたものの、すでに息絶えていた。

 最初に通報した小松島市南小松島町5の会社経営、麻植義樹さん(53)は「街中でシカに出くわすとは思わなかった」と驚いた様子。鳥獣対策を担当する県消費者くらし政策課は「春になると餌を求めて活動的になるので、山間部から市街地に迷い込んだ可能性がある」としている。