収穫が始まったハウスミカン=阿南市桑野町

 ハウスミカンの収穫が18日、県内主要産地の阿南市で始まった。春先に晴天の日が多かったため品質は上々で、甘みが強いミカンに仕上がった。収穫時期は例年並み。

 同市桑野町中富の村上元晴さん(73)方のビニールハウス(約10アール)では、市内で唯一「地温冷却栽培」を導入。夏の間、地中に埋めたパイプへ冷水を流して収穫時期を早めている。妻久枝さん(70)とともに午前8時から作業を始め、黄色く色付いた実をハサミで一つずつ丁寧に摘み取っていた。

 村上さんは「今年もおいしいミカンができたので、甘酸っぱい香りと味を多くの人に楽しんでもらいたい」と話している。

 JAアグリあなんによると、同市内では桑野、山口、加茂谷の各地区で28戸が計5・6ヘクタールでハウスミカンを栽培。関西市場を中心に、8月末までに例年並みの約270トンの出荷を見込んでいる。