リユースの学生服を来店客に説明する川邊代表(中)=北島町鯛浜の「さくらや徳島北店」

 北島町に昨秋オープンした、県内初のリユース(再利用)学生服専門店が人気だ。卒業シーズンの3月の売買実績は、開店直後の昨年12月と比べて約3倍に伸びた。販売価格はおおむね新品の4割~2割程度とあって、出費を少しでも安く抑えたい保護者に喜ばれている。

 店は北島町鯛浜の「さくらや徳島北店」。高松市の企業が全国22カ所で展開するフランチャイズ店の1店で、県内では唯一だ。県内全域の保育園、幼稚園、小中高校の制服や体操服などを取り扱っている。不要になった制服を買い取り、販売する仕組み。昨年11月20日にオープンした。

 川邊めぐみ代表(45)によると、開店翌月の12月に500件程度だった売買は、今年3月に入って、卒業生からの買い取りや新入生の購入が急増した。2月中旬から3月末まで営業日を増やし、3月の売買は約1500件に達した。内訳は、買い取りが約6割、販売が約4割という。

 小学校5年の長女と3年の長男のための制服を探していた徳島市内の女性(40)は「新品を買うと、上下で3万円以上かかる。洗濯する間の予備として、リユース品はありがたい」と話す。

 店のPRはフェイスブックやブログだけだが、口コミで広まっている。開店当初、来店客は一日数人で、取り扱っている制服も、徳島市内や板野郡内の学校にとどまっていた。今では、来店客は一日20人を上回り、県南部の阿南高専や県西部の脇町高校の制服も並んでいる。売れ筋は、子どもの成長が著しい小学校高学年の制服で、140~150センチのサイズがよく出ているという。

 川邊代表は「最初は新品を買い、子どもの成長に合わせてリユース品に買い換えるなど、皆さん上手に使い分けている。古着だと敬遠せず、どんどん活用してほしい」と話している。

 買い取り価格や販売価格は、制服の状態による。営業時間は毎週月、水、土曜の午前10時~午後4時。問い合わせは同店<電090(6285)9451>。