流通大手イオン(千葉市)が運営するイオンモール徳島(徳島市南末広町)がグランドオープンした27日、モール内は開業を心待ちにしていた大勢の買い物客でにぎわった。「地域に根差した施設に」「町の発展につながれば」。買い物客からは県都に誕生した県内最大級の商業施設への期待がうかがわれた。

 一番乗りとなった大阪市の20代の女性会社員は、26日夜に徳島入りし、この日は午前6時半から正面玄関前で並んだ。これまで沖縄やジャカルタなど国内外のイオンモール約30施設の開店に立ち合ったといい「イオンモールは地域性を取り入れた建物が魅力。夕方の外観のライトアップを楽しみにしている」と話した。

 オープン直後の店舗内は客や店員で熱気にあふれ、多彩な店舗をはしごしながら品定めしたり、片手に三つも袋を持って歩いたりする人も。飲食店では開店から30分後には早くも一時間待ちの行列ができた。徳島市の女性は「店舗が多彩で何回も訪れることになりそう。浪費に気を付けたい」と笑った。

 モール5階のシネマコンプレックス「イオンシネマ徳島」も人気を集めた。県都で本格的な映画を楽しめるとあって、同市の専門学校生は「近場で映画が見られるようになって便利。今日は2本を見て帰ります」と喜んでいた。

 1年前からインターネットのブログなどでイオンモール徳島の建設状況などを紹介してきた同市の男性は「津波に備える防災拠点施設の役割も担ってもらえる。多くの人が集まり、町が発展してほしい」と期待した。