名西署と板野署の管轄区域

 徳島県警の警察署再編に伴い、徳島西、石井両署と徳島北、板野両署をそれぞれ統合した「徳島名西署」と「徳島板野署」が4月1日、業務をスタートさせる。現在の徳島西署と徳島北署に本署を置き、石井、板野両署は分庁舎となる。分庁舎周辺の住民には本署までの距離が遠くなることへの不安があるため、県警は通学路に防犯カメラを設置するなどの対策を進めている。

 県警によると、本署と分庁舎を合わせた署員数は、徳島名西署が統合前と同程度の152人、徳島板野署が約20人多い199人になる。

 徳島名西署の石井庁舎は、広域自動車警ら隊を配置してパトロール活動の拠点とする。徳島板野署の板野庁舎には四国管区機動隊(徳島市)を移して広域防災センターの役割を持たせる。両分庁舎ともに担当の副署長を置き、運転免許証の更新申請や被害届の提出、安全相談などの窓口機能は残す。

 統合によって夜間・休日の当直体制が増強され、パトカーの複数台運用も可能になることから、県警は事件・事故発生時の警察官の現場到着時間が短縮されるなどの効果が出ると見込んでいる。

 ただ、本署が遠くなる現在の石井、板野両署管内の住民には不安もあり、県警は対策として通学路への防犯カメラの設置を進めている。昨年10月に板野署管内の藍住、板野、上板町で計4台の運用を始めたほか、2018年度も板野、石井両署管内で計4台の設置を計画している。

 警察署の再編は、治安情勢の変化に対応して、初動捜査や当直体制を強化することなどが狙い。1954年から続いた15署体制が、2014年の吉野川、阿波両署と美馬、つるぎ両署の統合で13署に減り、今回の統合で11署となる。20年を目標に阿南、那賀両署を統合する計画で、最終的に10署体制を目指している。

 一方、4月の統合署の発足に伴い、徳島西、徳島北の名称が消えることから、同じく方角が名称に付く徳島東署は「徳島中央署」に変更する。