憲法施行70年の節目となる3日の憲法記念日に、徳島県内では護憲、改憲を主張する各団体の集会などが開かれる。集団的自衛権行使を可能とした安保法制定に続き、犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」が議論されるなど、憲法を巡る情勢が緊迫する中での開催となる。

 戦争放棄などを定めた憲法を守ることを訴える「九条の会徳島」は午後1時半から、徳島市のとくぎんトモニプラザで、神戸大の横山良名誉教授(米政治文化史)の講演会を開く。横山名誉教授は「トランプ政権と憲法」と題し、トランプ政権誕生で排外主義の動きが進む米国の動向やポピュリズム政治の現状などを解説する予定。

 講演に先立ち、県内の演劇愛好家らでつくる劇団「阿波っ子」が寸劇「共謀罪って、なあに」を披露。「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案の問題点について紹介する。資料代500円が必要。問い合わせは九条の会徳島事務局<電088(626)9826>。

 徳島駅前では午前10時から「憲法街角トーク」と銘打ち、反核・憲法フォーラム徳島、徳島人権・平和運動センターなど護憲4団体が街宣活動を行う。戦争放棄や戦力不保持を理念とする憲法を守る大切さをアピールする。

 一方、改憲を主張している日本会議県本部は午後1時45分から、徳島市雑賀町の県護国神社で講演会を開く。

 東京で同時刻に催される「第19回公開憲法フォーラム」(美しい日本の憲法をつくる国民の会など主催)をインターネットで生中継。「憲法施行70年、各党は具体的な憲法改正原案の提案を」と題し、ジャーナリストの櫻井よしこさん、憲法学者の西修駒沢大名誉教授らが話す。

 入場無料。問い合わせは日本会議県本部<電088(663)5102>。