【上】長時間労働撲滅へ気勢を上げる徳島中央メーデーの参加者=徳島市の藍場浜公園【下】労働条件改善などを訴えてデモ行進する徳島労連系の組合員=徳島中央公園周辺

 88回目のメーデーの1日午前、連合徳島(森本佳広会長)と徳島労連(山本正美議長)の系列労働組合は、徳島市などでそれぞれ集会を開いた。参加者は、違法な長時間労働による過労自殺などを起こさないようワークライフバランスの確保を訴え、同一労働同一賃金による格差是正をアピール。対象行為があいまいなため、組合活動の萎縮につながると懸念される「共謀罪」にも反対の声を上げた。

 連合徳島系の徳島中央メーデーは藍場浜公園の御成婚広場であり、52団体から約1500人が参加。森本会長が、繁忙期の残業時間を月100時間未満とする労働時間上限が設けられる見通しになっていることについて「現状はスタート地点に立ったに過ぎない。本当の意味で労働者にとって良い働き方改革になるよう強く要請したい」と述べた。

 長時間労働の撲滅によって働きがいを感じられる職場の実現を求める特別決議や、「雇用の安定と質の向上に全力で取り組む」としたメーデー宣言を採択。集会後は徳島市中心部を行進し、シュプレヒコールを上げた。

 美馬、三好、阿南の各市でも地区メーデーがあった。

 徳島中央公園鷲の門広場では、徳島労連系の県中央集会があり、42団体から約310人が集まった。実行委員長の山本議長は「政府の働き方改革には労働時間の上限規制が盛り込まれているが、過労死ラインの残業を容認している。実効性ある規制を求めていこう」などとあいさつ。最低賃金の大幅引き上げも求めた。

 憲法破壊につながる「共謀罪」創設への反対や格差と貧困の解消などを求めるメーデー宣言を採択。ガンバロー三唱で気勢を上げた後、参加者は「憲法守れ雇用を守れ」「軍事費を削って暮らしに回せ」と訴えながら市中心部をデモ行進した。

 三好市池田町の池田総合体育館でも、西部集会が開かれた。