指定管理業務を引き継ぐ共同事業体の関係者に鍵などを手渡す花野事務局長(左)=徳島市の阿波おどり会館

 1999年のオープン以来、徳島市の阿波おどり会館を運営してきた市観光協会が31日、会館の事務所から退去した。会館と眉山ロープウエーの指定管理期間が同日限りで終了したため。1日から、徳島新聞社などでつくる共同事業体が新たな指定管理者として会館を運営する。

 会館事務所では31日、協会の花野賀胤(よしたね)事務局長ら職員が、備品類の箱詰め作業に追われた。会館を訪れた共同事業体の関係者に、正面入り口のカードキーや倉庫の鍵などを手渡した。

 協会は、市内に設けた仮事務所に一時的に荷物を保管し、移転先を探す。

 会館の運営を巡っては、市議会の昨年12月定例会で今年4月から5年間の指定管理者を共同事業体とすることが決定。1月以降、引き継ぎ作業を進めていた。

 共同事業体は、協会職員24人のうち15人を継続して雇用する。

 協会は、市の阿波踊りに多額の累積赤字が生じている問題で、徳島地裁が破産手続きの開始を決定したことを受け、高松高裁に即時抗告する方針を固めている。