憲法施行70年を受け、平和主義に立ち戻ることを訴える「憲法街角トーク」参加者=徳島駅前

 日本国憲法施行70年の節目を迎えた3日、徳島県内の護憲派、改憲派の各団体が徳島市内で集会や講演会を開いた。2020年の改正実現への決意を示した安倍晋三首相の発言を受け議論は熱を帯び、護憲派が「平和主義の原点に立ち戻れ」と憲法の価値を訴えると、改憲派は「国際貢献のためにも改正が必要」と勢いづいた。

 九条の会徳島や徳島人権・平和運動センターなど4団体が徳島駅前で「憲法街角トーク」を行い、徳島憲法懇話会代表の林伸豪弁護士ら11人がマイクを手に「今日の平和があるのは憲法があったからこそ」と強調した。参加者は、安全保障関連法制下の「米艦防護」など、なし崩し的に憲法解釈が進む状況を非難し「国は改憲のための既成事実づくりに躍起だが、中立で平和を追求するのが政治の役割だ」と訴えた。

 とくぎんトモニプラザでは、九条の会徳島が憲法記念講演会を開き、神戸大の横山良名誉教授(米政治文化史)の話に約320人が耳を傾けた。横山名誉教授は米トランプ政権を「粗暴で短絡的」と批判。イスラム圏7カ国からの入国を禁止した大統領令の差し止め判決を例示し「各州の権限を大きくするなど、米でも憲法が政治の歯止めになっている」と指摘した。