[上]工芸菓子部門で第1席に選ばれた「秘境 奥祖谷に凄む」 [下]一般菓子部門で第1席に選ばれた「鳴門っ娘」

 三重県で14日まで開かれている菓子の祭典「第27回全国菓子大博覧会」(全国菓子工業組合連合会など主催)で、鳴門市撫養町小桑島の和菓子職人谷﨑勉さん(68)の作品が、工芸菓子部門で第1席の名誉総裁賞に選ばれた。一般菓子部門でも、谷﨑さんが経営する和菓子店の人気商品が同賞に輝き、ダブル受賞となった。

 名誉総裁賞は、細工を施して花鳥風月を表現する工芸菓子部門の174点から10点、一般菓子部門は2175点から50点が選ばれた。

 工芸部門の受賞作「秘境 奥祖谷に凄(すご)む」は高さ1・5メートル、横幅1・4メートル、重さ約160キロの大作。あんや米粉を練り込んだ食材を用いて、松の上のクマタカを迫力たっぷりに表現した。獲物を狙って今にも飛びかかりそうな躍動感を出すことに気を配ったという。

 一般部門で受賞したのは「鳴門っ娘」。なると金時と阿波和三盆糖を練り合わせた和菓子で、同市撫養町小桑島の「鳳月坊」で販売している。2007年に谷﨑さんが開発し、13年には観光庁の「世界にも通用する究極のお土産」にも選ばれた。

 大博覧会は4年に1回開かれ、名誉総裁賞は菓子職人にとって最高の栄誉とされる。4年がかりで準備を進めてきた。谷﨑さんは「最高の気分だが、これで満足せず、4年後も挑戦したい」と意欲を見せている。

 その他の県関係の受賞は次の通り。

 [一般]中小企業庁長官賞=あとりえ市 なると金時スイートポテト(市岡製菓)▽食料産業局長賞=小男鹿(冨士屋)