雄の親鳥とひな3羽がいる巣の周囲を飛ぶ雌の親鳥=27日午後5時50分、鳴門市大麻町

 鳴門市大麻町のコウノトリのひな3羽の巣立ちが近づき、親鳥2羽の行動が変化してきた。巣の上を旋回したり巣の近くの電柱の上からひなを眺めたりするなど、巣の周辺で過ごす時間が増えてきた。兵庫県豊岡市の市民団体・コウノトリ湿地ネットの佐竹節夫代表は「巣立つ前のひなを見守っているのだろう」とみている。

 複数の観察者によると、親鳥の行動が変化してきたのは24日ごろから。27日は午後5時50分ごろ、雄の親鳥とひな3羽がいる巣の周囲を雌の親鳥が飛び回った。午前11時20分ごろと午後3時ごろにも同様の行動が確認された。

 雄の親鳥は午後6時ごろから約半時間、巣の北側約50メートルにある電柱の上に止まって巣を眺めていた。

 ひな3羽はこの日、北西からの風を受けて翼を羽ばたかせるなどして、飛行の練習を繰り返した。

 徳島市から家族6人で見学に訪れた田村萌瑛さん(11)=加茂名南小6年=は「成長した姿を見られてよかった。巣立つ瞬間を見たいのでまた来たい」と話した。