平日もにぎわうイオンスタイル徳島の鮮魚売り場=徳島市南末広町

 流通大手イオン(千葉市)が運営する大型ショッピングセンターのイオンモール徳島(徳島市南末広町)は30日、4月27日のグランドオープンから5月26日まで1カ月間の来館者数は約95万人だったと明らかにした。約30店を集めた飲食ゾーンや食品スーパー、シネマコンプレックス(複合型映画館)がけん引し、同社の想定を上回る出足だという。4月24日のプレオープンから5月23日まで1カ月間の来館者数は約100万人だった。

 オープン前には年間700万人の来館を見込んでおり、月平均では約58万人。約95万人の来館はこの1・6倍となる。イオンモール徳島の楢原琢馬ゼネラルマネージャーは「オープン景気もあるが、想定よりも良い数字。現段階では非常に好調だ」と話した。

 この間、最も来館者が多かったのは4月30日だが、同社はこの日の来館者数を明らかにしていない。

 「モノ消費」の買い物だけでなく、食事や映画などを楽しむ「コト消費」を前面に打ち出した戦略が奏功していると分析。郊外型店舗に比べ周辺人口が多いことから、近隣から日常的な買い物に訪れる人も多く、平日も含めてコンスタントに集客できているのが要因とみている。

 懸念された交通渋滞が起きていないことについては「県警のご尽力とお客様の協力のおかげ」と話し、近隣から自転車や徒歩による来店が多かったことも要因に挙げた。徳島東工業高校跡地の第2駐車場からのシャトルバスは土・日曜を中心に今後も運行する。

 中核店舗の総合スーパー・イオンスタイル徳島では、特に1階の食品フロアが好調だった。地元漁師から仕入れた鮮魚、量り売りの総菜やピザなどの人気が高く、買った弁当などをすぐ食べられるスペースや地ビール、ワインを飲めるバルの利用も多かったという。

 イオンスタイル徳島の原田宣尚店長は「単価は若干高いがいい物を置いていると評価をいただいている。食育や地産地消のイベントにも力を入れたい」と話した。