徳島市議会6月定例会が8日、開会した。2018年2月に開く「とくしまLED・デジタルアートフェスティバル」の事業費8千万円などを盛り込んだ17年度一般会計補正予算案など16議案を上程し、遠藤彰良市長が所信表明した。市長は市の新ホール建設計画について「来年3月をめどに基本構想案をまとめたい」と述べ、早期の開館を目指す方針を強調した。

 市の新ホール建設予定地は徳島駅西側のクレメント平面駐車場を中心とした土地(寺島本町西1、4866平方メートル)。市長は「交通アクセスの利便性や(中心市街地活性化との)相乗効果への期待などから決定した」などと選定の経緯を改めて説明し、早急に土地所有者との協議を始め、法規制への対応や整備手法の検討などを進める考えを示した。

 このほか市長は、16年度一般会計決算の概要について報告。消費低迷による歳入不足や社会保障関連経費の増加に対応するため、「貯金」として積み立てている財政調整基金などからの繰入金が13億9371万円に上るとの見通しを示した。市長は「基金に依存せざるを得ない厳しい状況。本年度中に新たな行財政運営計画を策定したい」と述べた。市によると、一般会計決算で財政調整基金を取り崩すのは11年度以来となる。