米空軍の輸送機CV22オスプレイ5機が東京の米軍横田基地に到着した。訓練を経て今夏、正式に配備される見通しだ。

 在日米軍は2017年後半から配備する方針だったが、その後延期し、最も遅くて19~20年になるとしていた。ここにきて突然の前倒しである。

 史上初の米朝首脳会談が来月末までに開かれる予定となっている。米軍が会談前後の不測の事態を警戒し、この段階で配備に踏み切ったとの見方が強い。

 だが地元自治体の一つ東京都福生市の市長は、機体の安全性に不安があるなどとして配備に反対している。オスプレイの到着に関しては正確な日時さえ事前に伝えられなかったという。地元への配慮を欠く米軍の対応は、相変わらず理解できない。

 防衛省によると、CV22の飛行10万時間当たりの事故率は4・05件。沖縄県の普天間飛行場に配備され、墜落や緊急着陸のトラブルが相次ぐMV22オスプレイの3・24件を上回る。

 13年10月に普天間飛行場に配備されたMV22は、徳島県南部を通る米軍の低空飛行訓練経路「オレンジルート」でたびたび確認されている。今年も那賀、牟岐、海陽の各町で既に2回、複数の住民が目撃した。

 CV22は特殊作戦に使用されるため、低空飛行訓練を頻繁に行うとみられる。MV22に比べて事故率が高いのは、訓練をより過酷な条件で行っているからだという指摘がある。

 CV22もオレンジルートを飛ぶ可能性がある。県やルート下の自治体は運用の情報開示を米軍や防衛省に求めるべきだ。