手作りの灯籠でライトアップされた棚田=阿波市市場町大俣

 阿波市市場町大俣で、棚田を手作りの灯籠でライトアップする「幻灯火(げんとうか)」が催されている。棚田の水面にオレンジ色の柔らかい光が揺らぎ、山里が幻想的な雰囲気に包まれる。25日まで。

 地元の住民団体「大俣地域資源保全隊」が、過疎化で失われつつある地域交流の場を設けようと企画。棚田約50アールのあぜ道に、ペットボトルにろうそくを入れて作った灯籠約400個を約1メートル間隔で置いた。

 地元の高齢者や若い親子連れらが見物に集まり「久しぶりにご近所さんの顔を見られた」「ろうそくの炎で心が和む」などと談笑しながら、普段とは違った棚田の風景を楽しんでいる。

 幻灯火は雨天や強風時を除き、午後7時から8時ごろまで行われる。保全隊のメンバーによるお茶や菓子の接待もある。