初めての「夏越しの大祓」を前に、茅の輪を作る総代=つるぎ町貞光の宮内神社

 つるぎ町貞光の宮内神社が、今年前半の罪やけがれを清め、残る半年間の無病息災を祈願する神事「夏越(なご)しの大祓(おおはらえ)」を25日に初めて行う。氏子が減る中、地域住民が神社に足を運ぶきっかけにしようと、神社総代会が企画した。

 貞光町史や総代会によると、宮内神社は鎌倉時代後期の1321年創建。1879(明治12)年には600戸の氏子がいたが、今は約190戸に減った。
 
 神社では数十年前に比べて行事が減り、今では氏子が集うのは初詣と10月の秋祭りぐらいになった。昨年の総代会で、初詣と秋祭りの中間時期に神社を身近に感じてもらえるような催しができないか検討し、夏越しの大祓を行うことになった。手法は、総代が徳島市の神社を訪れるなどして学んだ。
 
 参拝者は当日、人の形に切られた紙に自分の氏名や年齢を書いて息を3回吹き掛け、紙で体の痛む部位などをさする。その後、紙を持って境内に据えられた「茅(ち)の輪」を左回り、右回り、左回りの順にくぐる。
 
 18日には総代10人ほどが神社に集まり、直径1・8メートルの輪にカヤ(ススキ)を巻き付けて茅の輪を作った。大祓に合わせて新調したのぼり(高さ約4・5メートル)15本も境内に取り付けた。
 
 副総代の村雲昇さん(59)=つるぎ町貞光岡、会社員=は「氏神様に手を合わせる機会を増やし、神社を身近に感じてもらえたら」と話している。
 
 大祓は午前10時から正午まで。午前10時から20分間、拝殿で神事を行う。氏子以外も参加できる。雨天決行。