職員による多額の着服が発覚したみよし広域連合事務局=三好市池田町マチ

 三好市と東みよし町でつくる「みよし広域連合」の男性職員(42)が多額の公金を着服していたことが12日分かった。広域連合は9日付で男性を懲戒免職処分にした。男性は徳島新聞の取材に対し「自分一人でやった。大勢の人に迷惑を掛けて申し訳ない」と話し、着服を認めた。広域連合は詳細を明らかにしていないが、関係者によると、着服総額は5千万円近くに上る恐れがあるという。

 広域連合の関係者によると、男性は懲戒免職になるまで通算10年以上、正規職員として広域連合の事務局で勤務。主にごみ処理、し尿処理の両事務を担当していた。

 男性が着服したとされるのは、プラスチックなどの資源ごみの売却金。広域連合では売却金を定期預金などで増やして基金に積み立てることにしており、男性は運用を任される立場だった。数年にわたり、着服を繰り返したとみられている。

 男性は取材に「車や旅行などの趣味に使った」と着服した金の使途を説明。着服した金額や手口は「1年以上昔の着服もあり、記憶が定かではない部分がある」として、詳しい説明を避けた。

 発覚の経緯については「内部で調査が始まったので、隠していてもしょうがないと思い自分から上司に(着服を)話した」と明かした。現時点では被害弁償しておらず、「弁償を一番に考えて償っていきたい」と話した。

 広域連合の大西和夫事務局長は「近日中に報道機関に資料提供して発表する。今は何も答えられない」として取材に応じなかった。

 みよし広域連合は三好市と東みよし町でつくる特別地方公共団体。消防、ごみ処理、し尿処理の各業務と介護保険の事務を行っている。