練習後、ロドリゲス監督(右)と話すピチャ(左)=徳島スポーツビレッジ

サッカーのタイU-23(23歳以下)代表のMFピチャが13日、J2徳島ヴォルティスの練習に参加した。タイは日本がリーグ間提携するアジア8カ国の一つで、提携国の選手が徳島で練習するのは初めて。アジアでの人材発掘を図りたい徳島と、高いレベルでのプレーを求める選手の思惑が一致した。

ピチャはタイ1部のパタヤ・ユナイテッド所属の22歳。試合がない期間を活用し、19日まで1週間滞在する。13日は日本語で自己紹介した後、守備練習やフィジカルトレーニングに1時間余り汗を流した。素早いボールさばきが持ち味で「練習内容に規律がある。早くチームにフィットし、多くの経験を得たい」と意欲を語った。

Jチームに加入したアジアの提携国の選手は外国籍枠から除外され、出場機会が広がる。有望選手の発掘が進んでおり、今季はJ1広島でタイ代表のFWティーラシンや札幌のMFチャナティップらが活躍している。ピチャも「Jリーグでやりたい。目標はチャナティップ」と夢を語る。

徳島の岡田明彦強化部長は「獲得するかは分からないが、今回の試みを契機に発信強化や選手交流などの波及効果が考えられる」と意義を強調している。