写真を拡大 2ゴールを決めた徳島ヴォルティスユースのFW岩佐(中)=徳島スポーツビレッジ

後半27分、徳島ヴォルティスユースの八木佑哉が得点し4-2

後半、攻め上がる山田誠人(左)と市川健志郎(右)

 徳島ヴォルティスユースは14日、徳島スポーツビレッジで高円宮杯U-18(18歳以下)プリンスリーグ四国2018第2節を逆転勝ちし、開幕2連勝と好スタートを切った。

 

 プリンスリーグ2連覇、全国トップレベルを目指す徳島ヴォルティスユースは、前半にリードを奪われが、後半はボールを保持して主導権を握り、パスをつないで崩していくスタイルを出して勝利をつかんだ。


 前半は高知西高守備陣の裏を狙い「攻め急いでリズムを崩してしまっていた」(羽地登志晃監督)ために、ゴール前まで迫る場面はあったものの攻守に精度を欠いた。前半30分にFW岩佐瞭希のゴールで先制した後、追加点を奪えず、残り10分で立て続けに失点。1点追う展開で前半を終えた。


 「去年までなら引き分けで終わっていたかもしれない」と振り返った岩佐。後半、チームは地力を出して流れを引き寄せた。2分、後方からゴール前に送った味方のロングフィードを岩佐が追うと、飛び出してきた相手GKが先に触れたが、しっかり寄せていたことでこぼれ球を拾ってゴールに流し込み、この日の2点目となる同点ゴールにつなげた。


 良い時間帯に追いつくとリズムはさらに良くなり、選手は出足よくプレッシャーを掛けてボールを奪い、パスも回った。MF山田誠人のチャンスメークや後半から投入されたMF八木祐哉の巧みなドリブル、両サイドの久米航太郎、市川健志郎の攻め上がりなどでゴールに迫った。試合を支配すると、後半は3ゴールを奪い試合をひっくり返した。

 昨季、攻撃の柱だった藤原志龍は今季トップチームに帯同して不在。抜けた穴は大きいが、終了間際に勝ち越した開幕戦に続き、流れの悪い中でも勝利をつかんだ。「いると頼ってしまっていたが、いないことで『全員がオレがオレが』という意識が出ている」と羽地監督。選手がより強く意識して個を磨いている。動き出しの良さでゴールを狙い、周囲も生かしたプレーを目指している岩佐も「(藤原志龍不在を)補えるだけのチーム力はついてきている」と手応えを口にする。最終ラインを統率し、キャプテンを任されるDF久次米啓吾は2失点目を反省しつつ「プレーで見せなければ説得力がない」とキャプテンとしての責任感を抱き、レベルアップを図る。


 昨季、高校生年代で国内最高峰のチームが集うプレミアリーグまであと一歩に迫った。しかし、2017年12月の参入戦では、夏の全国総体優勝、冬の全国選手権準優勝の流通経済大柏高校に屈した。プレスの速さ、球際の激しさなど全国トップレベルを経験した選手が多く残る今季、目指す基準は定まった。全国の強豪レベルに挑むシーズンがスタートした。練習から「基準」を意識し、悔しさを晴らす。