藍染まつり開催に向けて準備が進む会場=徳島市福島1の市立木工会館

 徳島県が今年制定した「とくしま藍の日」(7月24日)を記念し、徳島市地場産業振興協会は21日から、県内の藍染作家らの作品を集めた「感激・夏の藍染まつり」を同市福島1の市立木工会館で開く。約30の個人・団体が手掛けた約450点を天井からつるすなどして会場を藍一色に染め上げ、徳島伝統の藍文化をアピールする。

 1階常設展示場の天井にロープを張り巡らせ、ハンカチやミニタオル、のれんなど約90点を飾り付ける。ジーンズや傘、帽子など多彩なジャンルの藍製品も展示場に並べる。

 藍の葉などを混ぜ込んで作ったあめや茶、焼き菓子といった飲食物、阿波しじら織をフロントカバーに用いたスピーカーなどのユニークな品々もそろえた。展示品は全て購入可能。

 市地場産業振興協会は藍製品の販路拡大を目指すため、2006年度から木工会館内にショップを常設し、藍染専門業者が出品する企画展も07年度から開催。13年度からは回数を年1回から2回に増やすなどして、藍染作家や愛好家に発表の場を提供してきた。

 「とくしま藍の日」は、20年の東京五輪・パラリンピックの公式エンブレムに藍色が採用されたのを機に、県が今年3月に制定した。同協会は初の「藍の日」に合わせて藍製品の魅力を発信しようと、従来の企画展とは別の催しを開くことにした。

 ワンピースやブラウスを出品する藍染作家の加藤勝蔵さん(75)=同市国府町和田=は「藍の日の制定が決まってから売り上げは増えており、盛り上がりを実感している。藍染製品を身近に見て触れてもらい、藍文化への関心をより深めてほしい」と話している。

 藍染まつりは8月15日まで、入館無料。問い合わせは同協会<電088(626)2453>。