法話の会で戦争反対を訴える瀬戸内寂聴さん=京都市の寂庵

 徳島市出身の作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(95)が15日、京都市の寂庵で法話の会を開いた。米英仏3カ国によるシリア攻撃に危機感を募らせ「また戦争が始まりそう。少なくとも私たちが生きている間は戦争に反対しましょう」と呼び掛けた。

 寂聴さんは約160人を前に、人間の幸福について「自分だけが幸せというのではいけない。地球上の全ての人が幸せでなければ本当の幸せとは言えない」と強調。「戦争が始まればたくさんの人が死ななきゃならない。それは絶対に幸せじゃない」と世界平和の大切さを訴えた。

 今年1月に亡くなった元衆院議員の野中広務さんと親交があった寂聴さん。14日に京都市で開かれたお別れの会に出席したことを明かし「野中さんが素敵だったのは非常に困っている人、力の弱い人の立場に立って、その人が幸せになるよう考えていたところ」としのんだ。