かれんな薄紫の花を咲かせたレンゲショウマ=神山町の岳人の森

 徳島県の希少野生生物に指定されているレンゲショウマが、神山町上分の「四国山岳植物園 岳人の森」で咲き始めた。約4ヘクタールの園全体では二分咲きで、8月10日ごろまで楽しめる。

 レンゲショウマはキンポウゲ科の多年草。敷地内の遊歩道(全長約700メートル)に沿ったあちこちに、約200株が植えられている。高さ60~70センチに伸びた茎の先で、3、4センチほどの薄紫の花と、丸い実のようなつぼみが揺れている。

 原生林の伐採や盗掘などで、群生地は減少し、奈良県を除く近畿以南では自生種をほとんど見ることができない。同園では1985年ごろから、主人の山田勲さん(68)が繁殖に取り組み、株を増やしてきた。

 知人と訪れた尾山直美さん(34)=徳島市北島田町1、会社員=は「下から見上げると、雰囲気が違ってすてき。満開になったころにも見に来たい」とほほ笑んでいた。