行方不明になった男性を捜す救助隊員ら=1日午後0時10分ごろ、三好市山城町西宇の吉野川

 1日午前10時半ごろ、徳島県三好市山城町西宇で自転車の窃盗事件を捜査していた三好署員が吉野川河川敷にいた男性に職務質問しようとしたところ、男性は川に入って流され、行方不明となった。約2時間後の午後0時50分ごろ、現場から約450メートル下流の川底で見つかり、みよし広域連合消防本部の救助隊員が同1時25分ごろに引き上げたが、死亡していた。死因は溺死。署は身元の特定を進めている。

 署によると、男性は20~30代とみられ、身長約165センチ。黒いしま模様のハーフパンツを着ていた。所持品はない。署員が声を掛けた時は白いTシャツを着ていたが、川底で発見された時は上半身は裸だった。

 署員は、同市山城町西宇の観光施設ウエスト・ウエストから約450メートル上流の吉野川河川敷で、服装が犯人の特徴に似ていた男性を発見。「ちょっと待ってください」と声を掛けると、その場から立ち去った。

 約5分後、その署員が川岸の岩場で首まで水につかっている男性を見つけ、「そこにおれよ」と再び声を掛けたところ、岸から離れて流されたという。男性が流された一帯は流れが速く、10月にはラフティングの世界選手権も開かれる。

 同署の安部圭彦副署長は「まだ職務質問をしていない段階。署員の行動に問題はなかった」としている。