林さん(左端)らから中国語を学ぶ生徒=6月、徳島市立高

 徳島市立高校は、さまざまな国籍の徳島大留学生から母国の言語や文化について学ぶ課外講座「市高多言語ラボ」を開設した。校内で外国人と気軽に触れ合える環境をつくり、生徒の異文化理解を促す。英語と他の外国語との共通点や相違点を知ることで、英語の学習効果を高めることも狙う。

 徳島市立高では地域住民や大学との連携事業を通して生徒の思考力や英語力を伸ばすため、1月に専門部署「みらい共創室」を開設した。南海トラフ巨大地震に関する市民参加の講演会や徳島大留学生との交流会を開いており、多言語ラボもこうした事業の一環。

 6月に初めての講座があり、台湾出身の林綾依さん(22)と徳島大総合科学部の荒武達朗教授(中国近現代史)が講師を務めた。1~3年生39人が、「你好(こんにちは)」「再見(さようなら)」といった基本的な中国語や、台湾と中国の文化の違いを学んだ。

 英語を使う仕事に就きたいという3年の寺田歩(あゆむ)さん(18)は「知っている漢字でも日本語と中国語では読み方が全く違っていて、とても興味深かった。今後も参加してさまざまな国の言葉や文化を学びたい」と話した。

 講座は当面、月2回程度開き、英語や韓国語のほか、インドネシア、ベトナム、ポルトガル、フランス、スウェーデン語を学ぶ。同校のほか徳島大でも行い、地域住民に参加してもらうことを検討している。