華麗な女踊りを先頭に進む阿波おどり振興協会の流し踊り=12日午前、徳島駅前

 阿波っ子たちが待ちに待った日がやって来た―。「2017徳島市の阿波踊り」(市観光協会、徳島新聞社主催)の開幕が迫った12日午前、市中心部で阿波おどり振興協会による流し踊りが行われた。踊り子たちは「夜まで待てぬ」と華麗な乱舞を披露。ぞめきのリズムが街中を包み、観光客らは一足早く本場の踊りを満喫した。

 午前10時前、徳島駅前に甲高い鉦(かね)の音が響き、協会16連から選ばれた約200人による踊りが始まった。しなやかな女踊りに続いて男踊りが所狭しと舞い踊る。天保連の女踊りの椎本佳那さん(17)=徳島市国府町和田、城南高2年=は「とうとう、この日がやってきたという気持ち。見てくれている人を笑顔にできるよう懸命に踊りたい」と汗を拭った。

 踊りの渦は駅前から新町橋へ。沿道に繰り出した観光客は足を止め、カメラのシャッターを切った。

 午後5時半から市役所前演舞場で開幕式典が行われ、街は15日までの4日間、踊り一色に染まる。