韓国伝統芸能との和合の場面で阿波踊りを披露する金さん(右から3人目)=あわぎんホール

 韓国伝統舞踊家の金昴先(キムミョウソン)さん(59)=四国霊場13番札所・大日寺住職=と舞踊団の公演「歌舞楽 心」(徳島新聞社など主催)が16日、徳島市のあわぎんホールであり、約600人が華やかな舞と伝統音楽に酔いしれた。

 県内の僧侶による仏教音楽「声明(しょうみょう)」に合わせ、日韓友好を祈願した韓国舞踊で幕開け。韓国の無形民俗文化財「僧舞」では、白い衣装を身にまとった金さんが煩悩と葛藤から解脱する修行僧の様子を厳かな舞で表現した。

 公演フィナーレには阿波踊り連・娯茶平も加わり、韓国の伝統的な打楽器や笛で奏でられるぞめきのリズムに合わせ、金さんと岡秀昭連長(76)が乱舞を繰り広げた。韓国の伝統芸能「能楽」と阿波踊りの和合をテーマにした踊りもあり、観客から大きな拍手が送られた。

 阿南市の宝田小3年達田暁登(あきと)君(8)は「韓国と日本の両方の踊りがきれいで、来て良かった」と話した。