徳島自動車道で追突され、転落した土手からクレーン車で引き上げられるマイクロバス=25日午後8時38分、鳴門市大津町

 25日午後5時ごろ、徳島県鳴門市大津町大幸の徳島自動車道下り線で、故障のため路肩に停車していたマイクロバスにトラックが追突した。バスを運転していた岡本勉さん(30)=阿波市=と、バスに乗っていた富岡西高校1年の森下汐音さん(15)=海陽町=の2人が死亡した。

 ほかに、バスに乗っていた富岡西高校1年の女子生徒(16)が一時意識不明の重体となり、残る13人が軽傷を負った。

 県警は自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで、トラックを運転していた菊池誉司容疑者(50)=松山市南久米町=を現行犯逮捕した。菊池容疑者に持病はなく、事故の事実は認めている。県警高速隊が詳しい状況を調べている。

 現場は鳴門ジャンクション(JCT)から徳島市街の方向に約400㍍の地点で、緩やかなカーブになっていた。トラックの左前部がバスの右後部に衝突した。

 バスはガードレールを突き破り、高さ7~8㍍の土手を転落した。岡本さんは車を降りていた。

 マイクロバスを運行していた阿波中央バス(阿波市)によると、事故前、岡本さんから「車の調子が悪く、路肩に停車している」と電話があり、代替バスを現場に向かわせていたという。

 マイクロバスには亡くなった森下さんら富岡西高の4人と城西高3人、徳島北高3人、鳴門渦潮高2人、小松島高1人の計5校13人、保護者1人、神戸国際調理製菓専門学校(神戸市中央区)の職員1人、岡本さんの計16人が乗車。生徒らは同専門学校のオープンキャンパスに参加した帰りだった。

 事故で徳島自動車道の鳴門JCT-徳島インターチェンジが全面通行止めになった。