徳島自動車道で高校生ら16人が死傷した事故で、大型トラックに追突されたマイクロバスは故障のため、路肩に停車していた。スピードが出ている高速道路での駐停車は非常に危険で、重大事故につながる可能性が高い。県警などは、緊急駐停車時の注意を呼び掛けている。

 道交法は高速道路上での駐停車を禁じている。その上で、車両の故障や運転手の体調不良などの要因により、万が一運転できなくなった場合は「停止していることを表示する」ことを定めている。

 高速道路を管理運営するNEXCO西日本もホームページ上などで、駐停車した場合は「発炎筒や停止表示器材で後続車に知らせる」とし、追突の危険があるため、ガードレール外へ退避することを推奨している。高速道路上に一定区間で設置されている非常電話などで、トラブルの発生を警察やNEXCOに知らせることも重要だ。

 高速道路で停車している際の事故は全国で相次いでいる。徳島県内では2006年、鳴門市の高松自動車道で停車中の車から路上に出ていた女性がはねられ、死亡する事故が起きている。

 今回の追突事故では、マイクロバスの運転手が表示板を置くといった安全対策を講じていたかは明らかになっていないが、駐停車中の後続車への合図は道交法などで「運転者の義務」とされている。県警やNEXCO西日本は「故障などでやむを得ず停車する場合は、周囲に知らせる措置を取った上で速やかに退避し、安全を確保してほしい」と呼び掛けている。