第1日目の対戦を終え、菅井竜也七段から封じ手を受け取る正立会人の福崎文吾九段(右端)。手前は羽生善治王位=29日午後6時5分、徳島市の渭水苑

 将棋の羽生善治王位(46)=王座、棋聖=に菅井竜也七段(25)が挑戦している第58期王位戦7番勝負(徳島新聞社など主催)の第5局が29日午前9時から徳島市沖浜東の渭水苑で指され、午後6時、後手番の菅井が52手目を封じて1日目を終えた。

 第4局を快勝した菅井が3勝1敗とリードして迎えた一番。菅井は8時20分頃には対局室に入り、将棋盤を拭いて気持ちを落ち着かせる。同50分、羽生が入室し、羽織はかま姿の両雄がそろうと張り詰めた空気が漂った。静寂の中、立会人の福崎文吾九段の合図で先手番の羽生が7六歩と指し、2日間にわたる熱戦の幕が開いた。

 戦型は菅井が意表を突く手順で三間飛車に構えたのに対し、羽生が居飛車で応戦。難解な中盤戦が続いている。

 持ち時間各8時間のうち、1日目の消費時間は羽生4時間21分、菅井3時間5分。2日目の30日は午前9時に再開し、同日夜までに決着する見込み。