徳島自動車道の路肩に止まっているマイクロバスの映像。追突事故の約20分前に撮影された(海部観光提供)

 鳴門市大津町の徳島自動車道で路肩に停車中のマイクロバスに大型トラックが追突し高校生ら16人が死傷した事故で、マイクロバスは事故が起きる約20分前の時点で車線の外側に止まっていたとみられることが29日、事故前に現場を通ったバスの車載カメラの映像から分かった。

 事故を巡っては、大型トラックの後続車を運転していた男性が徳島新聞の取材に「マイクロバスが走行車線にはみ出す形で停車していたように見えた」と証言している。県警は事実関係を慎重に調べている。

 事故前に現場を通ったバスは海部観光(美波町)の高速バス。同社によると、映像は事故が起きる20分ほど前の25日午後4時36分に撮影された。

 高速バスの前方を撮影した映像からは、マイクロバスが現場付近で、車線の外側線に沿うように路肩部分に停車している様子が確認できる。マイクロバスの車体の横側には「AWA CHUO BUS」と赤字で書かれていた。路肩は幅が6メートルほどあるが、中央付近にポールコーンが並んでいるため、外側線とポールコーンの間のスペースにバスを止めたとみられる。

 左後方を写した映像では、マイクロバスとガードレールの間にマイクロバスの運転手とみられる人が立っていた。どの映像からも、マイクロバスの後方に三角表示板や発煙筒などが置かれているようには見えなかった。

 事故は25日午後5時ごろ、鳴門市大津町大幸の徳島道下り線で発生した。マイクロバスの運転手はその約30分前、バスの運行管理者に故障のため路肩に停車したと電話連絡している。