【上】購入者が増加し、用意された三角表示板の特設コーナー=徳島市のイエローハット国府店

 徳島県内のカー用品店で、事故や故障で停車していることを後続車に知らせる三角表示板を買い求める人が急増している。徳島自動車道で8月25日、路肩に停車していたマイクロバスにトラックが追突し16人が死傷した事故の影響とみられ、売り上げが通常の5倍以上になった店も。日本自動車連盟(JAF)徳島支部は、車の購入時にほとんど装備されていないため持っていない人も多いとみて、車への装備と適切な使用を呼び掛けている。

 徳島市の「スーパーオートバックス徳島問屋町」は、事故翌日の8月26日から9月8日までの2週間に約30枚を売り上げた。通常の月平均20枚程度に比べて約3倍に伸びた。男女、年代を問わずに購入している。

 同市の「イエローハット国府店」でも、事故直後から客の問い合わせが増え、入り口付近に特設コーナーを用意。発炎筒などとともに並べている。売り上げは通常の5倍以上に増え、在庫が無くならないよう業者に追加注文したという。

 住友利行店長は「事故をきっかけに、マイカーに表示板が乗っているか確認し、購入する方が多い。電話での問い合わせも多く、影響の大きさを感じている」と話した。

 JAF徳島支部によると、2016年度に故障などで高速道路上に停車し救援に向かったケースは、県内で460件あった。停車する場合は道交法で表示器材の設置が義務付けられているが、8割以上が未設置だったという。推進課の岩本和仁課長は「車購入時に装備されていない場合が多いため、持っていない方も多いのではないか」とみる。

 同支部は、使用時のポイントとして▽止めた車両の約50メートル後方に設置する▽しっかり光を反射するよう垂直に置く▽発炎筒を併用する-などを挙げ、ホームページ上などで解説している。