熱戦を繰り広げる小学生=石井町高川原のOKいしいパーク飯尾川公園

 ラグビーの裾野拡大に向け、徳島県ラグビー協会が小学生向けの「タグラグビー」の普及に取り組んでいる。2日には県内で初めての四国小学生選抜大会を石井町で開催。県が2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会のキャンプ地誘致を目指す中、さらに機運を盛り上げたい考えだ。

 タグラグビーは小学校の学習指導要領の解説書に例示されており、性別や経験にかかわらず楽しめるのが魅力となっている。

 県ラグビー協会の小林信行理事長によると、ラグビー人気の高まりと相まって、県内でもチーム数が増加。約10年前は4チームほどだったが、現在は西日本トップクラスの40チームある。

 四国小学生選抜大会は、将来のラグビー競技を支える子どもたちの交流の場とし、中学や高校でも競技を続けてほしいとの思いを込めて開いた。四国4県の各2チームに大分県の2チームを加えた10チーム約100人が楕円(だえん)球を追った。

 10分の試合では、女の子が密集を抜けてトライを決めたり、軽快なパスワークで相手陣に攻め込んだりするなど盛り上がった。決勝では徳島の川田中ブラックドラゴンズ(吉野川市)が大分の市浜デンジャラスに惜敗した。

 石井町は大会開催を機に、町体育協会や町教委と連携したタグラグビー教室を定期的に開く計画を練っている。

 県ラグビー協会は競技普及を目指し、四国大や富田中学校のラグビー部の創設にも協力した。佐野義行会長は「ラグビーどころとしての魅力を全国に発信していきたい」と話している。