斜面に薄紫の花を咲かせたトリカブト=那賀町沢谷の土須峠

 神山町上分と那賀町沢谷の境にある土須(どす)峠(1023メートル)で、トリカブトの群生が薄紫の花を咲かせ、山肌を彩っている。満開は9月下旬。

 トリカブトはキンポウゲ科の多年草で、冷涼な高地を好む。根には猛毒がある。峠の南斜面約30アールに広がる群生地では、70センチほどに伸びた茎の先に、烏帽子(えぼし)や釣り鐘に似た形の花が揺れている。

 近くで植物園とキャンプ場を営む山田充さん(39)によると、日照りや長雨に弱いため葉や根が傷みやすいが、今年は数年ぶりに花付きが良いという。台風の影響もほとんどなく、10月初旬まで楽しめる。