サイドバックとして攻守に活躍する徳島ヴォルティスユースDF久米航太郎=4月28日、徳島スポーツビレッジ

 プリンスリーグ四国を戦う徳島ヴォルティスユースが、2戦連続で大量得点を奪い、開幕4連勝を飾った。28日の大手前高松高校との試合で活躍したのはDF久米航太郎。対人の強さに加え、正確な左足のキック、パスセンスなどが光る攻撃的なサイドバックだ。

 この日の試合では、チームの5得点中4得点に絡む活躍を見せた。「前の2試合はゴールやアシストのチャンスがあったのに、決めきれていなかった。結果にこだわろうと前半からやって結果が残せたので良かった」と喜んだ。

 前半7分、左サイドを駆け上がり、ゴール前に送ったクロスから先制点が生まれた。良い時間に先制点を奪うと、チームも久米も勢いに乗った。18分には中盤でパスカットした味方からパスを受け、ゴール正面から振り抜き自らゴールを挙げた。41分にはゴール正面右寄りからフリーキックで狙うと、惜しくもポストにはじかれたが、味方が詰めた。後半もクロスからアシスト。八木祐哉との連携から相手陣内深くに入り、何度も決定機を演出した。

 21日にプリンスリーグにフル出場し、23日はトップチームの練習試合にも参加した。この日もフル出場し、「最後は少し(運動量が)落ちてしまった。90分できるようにしないといけない」と反省しつつも、「運動量はサイドなので負けたくない。ここでやれなければ上にはいけない」と、30日にも試合を控えるハードな日程を乗り切る構えだ。

 同じ高校3年で、昨年はともに2種登録だったMF藤原志龍が今季トップデビューを果たした。「(藤原と)同い年で、自分も頑張ればベンチにも入って、トップの試合に出れる」と刺激になっている様子。トップチームの練習に加わることもあり、次のプレーにつなげる一歩二歩の違いなどを肌で感じている。「少しずつ自分のプレーをやれるようになっているが、まだまだできる。意識を高くもって練習からやっていきたい」と、目標のプロ選手を目指し、志を高く持つ。

 同じ左サイドバックで攻撃的な選手であるレアル・マドリード(スペイン)のマルセロの映像をよく見るという久米。「1試合1試合結果にこだわっていく」と攻撃面でもさらにチームを引っ張る覚悟だ。日本クラブユース出場や、プリンスリーグ優勝がチームでの目標を達成するため、サイドを駆ける。