蒸し米をほぐす従業員=三好市井川町辻の芳水酒造

 酒どころの徳島県三好市で5日、新酒造りが始まり、酒蔵は蒸した酒米の香りに包まれた。

 清酒「芳水」を造る芳水酒造(同市井川町辻)では、従業員が蒸し米約150キロをほぐしてこうじ菌を振りまき、一定の温度に保たれた室(むろ)に運び入れたり、こうじと蒸し米、水、酵母を混ぜ合わせたりと、作業に追われた。約18万リットルを生産し、11月上旬にも店頭に並ぶ。

 醸造課の竹内康晴課長は「待っているお客さんの期待に応えられるような酒を造りたい」と汗を光らせた。同市には他に三芳菊(みよしきく)や今小町などの銘柄を造る酒蔵があり、来年4月末まで新酒造りが続く。