趣向を凝らした作品が並ぶ「やねこじき」=阿波市市場町の町筋商店街

 住民らが手作りした人形の出来栄えを競う伝統行事「やねこじき」が7日、阿波市市場町の町筋商店街周辺で始まった。趣向を凝らした作品が並び、家族連れらが見入っている。9日まで。

 地元商店や阿波、市場両中学校、阿波吉野川署など市内外の12団体が、紙や布、紙粘土などで作った人形を展示。言動が注目を集めるトランプ米大統領や、米アニメ映画「ミニオンズ」のキャラクターなど、世相を反映した力作が並び、見物客は気に入った作品の写真を撮るなどして楽しんでいた。

 同市市場町山野上の落合妙子さん(73)は「力作ぞろいで甲乙つけがたい。どの作品も完成度が高くて驚いた」と話した。

 やねこじきは巡検に訪れた殿様を歓迎する飾り物を「やねこい(粗末な)もの」と住民が謙遜したことに由来するとされ、400年以上続いている。審査員による審査と来場者の投票で、9日に市長賞などが決まる。