ドライバーに三角表示板の説明をするJAF職員ら=東みよし町の吉野川サービスエリア

 日本自動車連盟(JAF)徳島支部などが今月から、高速道路で事故や故障のため停車する際に必要な三角表示板について、車への搭載を呼び掛けるキャンペーンを始めた。8月に鳴門市の徳島自動車道で路肩に停車中のマイクロバスに大型トラックが追突し、高校生ら16人が死傷した事故の教訓を、今後の事故防止につなげようと企画した。

 キャンペーンは、JAFが県警、県自動車販売店協会など8団体と共同で実施。「載っていますか?停止表示器材!」と書いた啓発チラシ(A4判)を新たに2万部作製し、今後、県内の自動車販売店や整備工場でドライバーに配る。チラシと同じ内容を共催団体の広報紙などにも載せて周知する。

 街頭での啓発活動にも取り組む計画で、17日には東みよし町の徳島自動車道吉野川サービスエリアで行った。JAFや県警など4団体約20人が三角表示板を展示した前で、ドライバーに「車に載せていますか」と声を掛けるなどした。

 高速道路でやむを得ず停車する場合、三角表示板や発炎筒を車両の後方に置いて後続車に注意を促すことが道交法で義務付けられている。だが、三角表示板は車の購入時にほとんど標準装備されておらず、JAFによると、特に自家用車で載せていない場合が多い。

 8月の徳島自動車道の事故では、マイクロバスの後方に三角表示板が設置されていなかったことが判明した。県警が死亡したバス運転手の男性=当時(30)=を自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで書類送検した理由の一つにもなった。

 JAFの担当者は「高速道路で故障車の救援に行くと、三角表示板を置いていないケースがほとんど。後続車の追突を防ぐために必要なことなので、車に必ず載せておいてほしい」と話している。