横浜FC戦の後半、相手陣内に攻め込む前川(中央)=ニッパツ三ツ沢球技場

 J2徳島ヴォルティスは3日午後2時から、鳴門ポカリスエットスタジアムで愛媛と通算29度目の「四国ダービー」に臨む。前節は今季3度目の2連敗を喫し、17位と波に乗れない徳島。故障や累積警告で先発陣の一部は入れ替わるがチーム一丸で勝利し、上位浮上の糸口をつかみたい。

 3試合連続の無得点に終わった横浜FC戦。前半からボールは保持したもののゴール前での迫力に欠けた。1点を追う後半は逆に山、佐藤の長身2トップへの配球を急ぎすぎ、攻撃が単調になった面も。ベンチから見守った大屋は「ワンタッチでもう少しシンプルにボールを動かして相手を崩せれば」と話す。

 愛媛戦は複数のメンバー入れ替えが見込まれる。前節4枚目のイエローカードを受けた大が出場停止のほか、けがで途中交代した島屋も先発を外れそう。讃岐、横浜戦と欠場した杉本太は別メニューの調整が続いている。

 厳しい状況下で勝利するには、代わってピッチに立つ選手の活躍が欠かせない。ロドリゲス監督は「一人一人が責任感を持って、与えられた時間をしっかり戦うことが大事」と奮起を促す。

 横浜戦でチーム最多のシュート4本を放った前川や両サイドの杉本竜、大本ら若手の初ゴールにも期待が掛かる。いずれも相手陣内で自ら仕掛ける積極性があり、得点意識も高い。

 佐藤は「とにかく1本(1点)が欲しい」と力を込める。最下位愛媛との勝ち点差がわずか2と状況が切迫する中、チームに活を入れるには一発が何よりの良薬。「俺が決める」という選手たちの意欲はかつてなく高まっている。