9月に美馬市脇町の江原郵便局で現金を取り扱う機械の一部が盗まれた事件で、徳島など8県警は26日、窃盗と建造物侵入の疑いで、岐阜県瑞穂市牛牧、自称建設作業員伊藤次郎容疑者(52)ら3人を逮捕した。8月以降、四国、中国、東海地方の郵便局や会社事務所などで同様の被害が30件ほど起きており、関連を調べている。

 ほかに逮捕されたのは、浜松市中区法枝町、自称建設作業員冨田直道(42)と、名古屋市南区呼続1、自称建設作業員中山忠(44)の両容疑者。

 逮捕容疑は、共謀し、9月22日午前0時15分ごろ、江原郵便局の窓ガラスを割って侵入し、カウンターの内側に置いてあったコンピューター1台(40万円相当)を盗んだとしている。

 県警によると、盗まれたコンピューターは窓口で現金を出し入れするレジのような機能を持つ「オートキャッシャー」の操作に使う。3人は侵入から10分以内に盗み出し、ワゴン車で逃走。オートキャッシャーを盗もうとしていたとみられ、コンピューターは郵便局から数キロ北の美馬市内の国道193号沿いに捨てられていた。

 3人の関与が疑われる事務所や出店荒らしの被害は、愛知、岐阜、静岡、香川、鳥取、島根の6県でも発生している。深夜から未明に、人のいない事務所などの窓やドアを割って侵入し、レジや金庫、現金を盗み出す手口が似通っているという。

 江原郵便局で被害があった9月22日未明には、高松市塩江町と東かがわ市の香川県内2カ所の郵便局でも現金を取り扱う機械が盗まれていた。

 3人は、松江市内の駐車場でナンバープレート2枚を盗んだ疑いで、10月6日に広島県警に逮捕されていた。