愛媛戦で待望の移籍後初ゴールをPKで挙げた狩野=3日、鳴門ポカリセットスタジアム

 J2徳島ヴォルティスは6日午後2時から、水戸市のケーズデンキスタジアムで水戸ホーリーホックと対戦する。3日の愛媛戦で7戦ぶりの白星を手にした徳島だが順位、勝ち点ともに満足できる状況ではない。気持ちを緩めることなく攻撃サッカーに磨きを掛け、2連勝を狙いたい。

 「徳島はまだ、いるべき場所(順位)にいない」。愛媛に勝って15位に上昇したとはいえ、選手をねぎらうロドリゲス監督に笑顔はなかった。4月の5試合で得た勝ち点はわずか2。東京V戦を除けば内容は悪くなかっただけに、もっと上位にいなければという焦燥感ものぞく。

 ただ、愛媛戦は今後につながる収穫も多かった。前半はシュート2本で1得点と効率よく攻めた。守備ラインが高い位置を維持し、結果的に相手陣内での数的優勢を生み出した。シュート数も選手の平均走行距離も、ここ数戦に比べて少ないが、攻守両面でそつのなさが光った。

 一部の主力を欠き、しかも4月28日のアウェー戦から中4日の短い期間で改善できたのは、これまでの積み上げが大きい。大屋や狩野も存在感を見せた。「われわれにはいろんなオプション、やり方がある」という指揮官の言葉は、チームとしての懐の深さを示している。

 3連敗中の水戸は攻撃陣がやや低調だが、ホーム戦だけに士気は高いはず。徳島は昨年1分け1敗と相性も良くない。自分たちの力を信じ、強い気持ちで臨むことがなにより重要になる。