女子100メートル決勝 中学1年で4位に入る好走を見せた杉村=鳴門ポカリスエットスタジアム

女子走り幅跳び 追い風参考ながら6メートル07の好記録をマークした木村

 陸上の第89回徳島県選手権最終日は5日、鳴門ポカリスエットスタジアムで男女計25種目が行われた。女子100メートル決勝で、石井中1年の杉村実優が13秒10で4位に入る好走を見せた。女子走り幅跳びでは、木村美海(つるぎ高)が追い風参考ながら県高校記録を上回る6メートル07をマークした。

 気後れせず堂々の走り

 高校生や大学生にひけをとらない堂々たる走りだった。女子100メートルで予選、準決勝を勝ち上がり、決勝では13秒10で4位に入った石井中1年の杉村。「3位に入れず少し悔しい」。好成績にも落胆の色さえ浮かべ、大物ぶりを感じさせた。

 中学生から社会人まで62人が出場した予選は、12秒88と全体3位の好記録で通過。準決勝は出遅れたものの、ゴール直前に1人をかわして2位に食い込んだ。大学生や高校生と競った決勝も気後れすることなく力走。「高校生以上と一緒に走るのは初めて。楽しんで走ることができた」と余裕ものぞかせた。

 石井小2年時に陸上を始めた。小学生最後のレースとなった3月末の県強化記録会で12秒73の日本小学校タイ記録をマークした。「タイムがどんどん伸びるのが楽しい」と短距離走の魅力を語る。

 今年の目標は10月に横浜市で行われるジュニアオリンピックでの優勝。「膝を引き上げて走ればもっと速く走れる。12秒台前半を狙いたい」。徳島の短距離界に新たなヒロインの誕生を予感させる12歳。将来が楽しみだ。