鳴門海峡で転覆し、鳴門市の亀浦観光港にえい航されたプレジャーボート=6日午前10時55分(共同通信社ヘリから)

 6日午前7時半ごろ、鳴門市鳴門町沖の鳴門海峡を航行していた遊漁船から「プレジャーボートが転覆している」と118番があった。50~70代の男性4人が乗ったプレジャーボート(長さ約5・3メートル)と兵庫県南あわじ市漁協所属の漁船廣栄丸(約3トン、長さ約10メートル、幅約2・7メートル)が衝突したとみられ、ボートは転覆し、全員が海に投げ出された。4人は救助され鳴門市内の病院に搬送されたが、60代の2人が死亡した。残る2人は意識がある。

 徳島海上保安部によると、死亡したのは、ボートの所有者で石井町の職業不詳古髙啓二さん(62)と吉野川市の職業不詳坂本忠志さん。

 現場は神戸淡路鳴門自動車道の大鳴門橋の北側の海域。ボートに乗っていた4人は、現場付近で釣りをしていたとみられる。衝突した漁船には南あわじ市漁協の並木守男さん(81)が乗っていたが無事だった。

 118番した遊漁船が4人を救出し、鳴門町土佐泊浦の亀浦観光港に運んだ。

 転覆したボートは、同港まで並木さんの漁船にえい航された。

 海保は、並木さんに事情を聴くなどして当時の詳しい状況を調べている。

 この日の鳴門海峡の天候は晴れで、南南東の風2メートル。波は穏やかだった。