山腹崩壊で通行止めになった剣山スーパー林道の木頭側入り口=6日午後3時ごろ、那賀町木頭北川

 県内屈指の紅葉の名所、那賀町木頭北川の高の瀬峡に通じる剣山スーパー林道(町道剣山線)沿いの山腹が崩壊し、通行止めになっている。5日夜から6日朝にかけて崩壊したとみられ、土砂が道路を覆った。今週末から紅葉の見頃を迎えるが、復旧の見通しは立っていない。

 崩壊したのは、スーパー林道の木頭側入り口。約100メートルの高さから斜面が崩れ、土砂は幅50メートルにわたって道路をふさぎ、河原まで達した。現場から高の瀬峡は北に約1・5キロにある。

 6日午前7時ごろ、通り掛かった住民らから町に連絡があった。高の瀬峡レストハウス平の里の駐車場で車中泊していた登山客もいたが、沢を下った。6日午後も崩壊は収まっていない。

 町内から紅葉を見るために訪れた男性(69)は「楽しみにしていたので残念。長時間かかったので、手前で知りたかった」と話した。

 町は県南部県民局に国道195号の電光掲示板(2カ所)で通行止めを周知してもらえるように依頼。午後4時ごろから電光掲示板で表示を始めた。

 高の瀬峡には、木沢地区から剣山スーパー林道を経由するルートもあるが、2014年の土砂崩れで途中から通行止めになっている。今回の通行止めで、車で高の瀬峡に行けなくなった。

 町は「土砂崩れが収まるのを待って、復旧に取り掛かりたい」としている。