弥生紫を使ったアメゴの姿ずしを売り出す新居代表(右)と武市支配人=那賀町大久保のもみじ川温泉

 阿南市那賀川町の米販売会社「なかがわ野菊の里」と那賀町大久保のもみじ川温泉が、伝統の黒米「弥生紫」をPRしようと、同町産のアメゴと組み合わせた姿ずし「弥生あめご寿司(ずし)」を考案した。鮮やかな紫のすし飯が映え、もちもちとした食感と甘味が特徴。那賀川水系の食材を生かした名物メニューに育てたい考えで、11日からもみじ川温泉で売り出す。

 姿ずしには、野菊の里の新居義治代表(42)の実家で古くから栽培を続けている弥生紫を使用。白米に混ぜて炊くと赤飯のような紫色となり、独特の甘味が出る。那賀町産のユズ酢を合わせて作ったすし飯を、那賀川水系で育った体長約20センチのアメゴに詰めている。

 弥生紫はポリフェノールを多く含み、健康志向の高い人を中心に人気がある。昨年10月には農林水産省のフード・アクション・ニッポンアワードで「究極の逸品」に選ばれた。さらに認知度を高めようと、同温泉に那賀川水系の食材と合わせたメニューの開発を相談。温泉の人気メニューで、地元のアメゴとユズ酢を使う姿ずしに着目し、アレンジすることにした。

 「弥生あめご寿司」は900円。11日に同温泉である「もみじまつり」に合わせ、レストランなどでの販売を始める。新居代表と、温泉の武市卓之支配人(35)は「那賀川水系の魅力が詰まったメニューができた。多くの人に味わってもらい、名物にしたい」と話している。